教えて!「尋常性乾癬」Q&A
- Q1 尋常性乾癬はどんな病気?
- Q2 尋常性乾癬の治療方法は?
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後天的に発症する皮膚病で、鱗屑(りんせつ)を伴った大小さまざまな赤い斑点が全身にできる疾患です。
尋常性白斑と同じく後天的に発症する皮膚病で、鱗屑(りんせつ)を伴った大小さまざまな赤い斑点が全身にできる疾患です。ひざやひじ、頭髪の生え際、腰などに発症することが多く、また爪が侵されることもあります。かゆみを伴うこともありますが、伝染するようなことはありません。
はっきりとした原因は不明ですが、脂肪の代謝障害や、ほかに精神的なストレス、外傷などが関係していると思われます。
根絶させるのが難しい病気です。Narrow-Band UVB(ナローバンドUVB)という狭い周波数の紫外線だけを照射する治療法がありますが、病変部のみを選択的に照射できないため、健康な部位への副作用の心配を伴います。
当院ではレーザー治療を行っています。
『XTRAC(エクストラック)』という患部にレーザーを照射する機械を使用することで、病変部以外の健康的な皮膚に影響を与えずに、進行を抑えます。
週2回のレーザー治療を行います(72時間以上あけます)。4回目辺りの照射から、かゆみが取れます。治療回数が少なくて済むというのが大きな特徴です。
ちなみにNarrow-Band UVB(ナローバンドUVB)・50~60回の治療は、XTRACの12回の治療と同等です。トータルの照射量は同じでも、XTRACはより集中的に治療を行うことができます。また『エクストラック』による治療はNarrow-Band UVBとは違い、病変部のみに照射できるため、健康な部位に対する副作用がないのも安心です。