蕁麻疹ってどんな病気?
- Q1 蕁麻疹とは?
- Q2 蕁麻疹は何が原因なの?
- Q3 蕁麻疹の治療法は?
- Q4 どんな点に気をつければいいの?
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皮膚では皮脂腺から毛孔を通じて皮脂が分泌されていますが、この分泌が多くなった状態を脂漏といいます。脂漏を基盤として、紫外線やカビ(真菌)などによって皮脂が脂肪酸に分解され炎症を引き起こすことがあります。これが脂漏性皮膚炎です。
また、脂漏性皮膚炎を発症・悪化させるものとして癜風菌という真菌が関与していることが報告されています。この菌は脂を好む菌ですが、皮膚に普通に存在しているものです。ところが、脂漏性皮膚炎になると、この菌が異常に増える症例もあることがわかっています。
フケは頭皮の老化した角質細胞がはがれ落ちるもので、生理的なものです。
普通はそれほど目立たないので、洗髪などで流されてしまい、気になるものではありません。しかし、何らかの原因ではがれ落ちる量が増えると、フケが目立つようになります。フケ症になると、かゆみを伴ったり、炎症が起こることもあります。
フケ症は体質的に皮脂の分泌の多い人がなりやすく、その大部分は脂漏性皮膚炎の軽いもの、あるいは前段階と考えられます。
残念ながら、脂漏性皮膚炎の原因についてはわかってないこともたくさんありますが、いろいろな原因が影響して発症・悪化させていると考えられています。
最近では、脂の多い場所を好むカビ(真菌)の脂漏性皮膚炎への関与が注目されています。
皮膚を清潔に
できれば毎日入浴し、低刺激の石鹸(シャンプー)を使って、丁寧に病変部(頭部)を洗浄(洗髪)し、皮脂、鱗屑を取り除きます。ただし、強く擦らないようにします。
入浴後は、病変部には外用薬剤、その他の部位には保湿剤を使用します。
また、ふだん、病変部をかかないように注意します。
食生活に注意
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多くのビタミンは欠乏すると皮膚症状があらわれますので、とくにビタミンB群を多く含む食品を積極的にとるようにします。
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皮脂分泌を高めたり、皮膚に悪影響を与えるような食品はとり過ぎないようにします。
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便秘にならないよう、規則正しい食事をし(排便の習慣をつけ)、食物繊維の多いものをとるなど気をつけます。
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ストレスを避ける
ストレス、過労(睡眠不足)などは増悪因子となるので、規則正しい生活を心がけ、十分に睡眠をとるようにします。